【美術展】トーハク常設展(2018年3月)
上野にある、東京国立博物館(トーハク)
仁和寺と御室派のみほとけ展に伺ったので
常設展にも足を運びました。
実はトーハク、常設展こそが楽しかったりします。
一部撮影禁止だけど、写真OKのコーナーもありますし、
季節ごとに展示物が入れ替わっているので
日本の風土を感じることができますし、
意外と国宝級の展示物を、人がいないなかでじっくり見ることができるんです。
今回、好きだなあと思った作品をいくつか。
恒例の日本刀
日本刀の名刀で、国宝。大きい。存在感がある。(語彙力)
同時に「大般若長光」も展示されておりました。
2015年にサービスを開始してから、もう3年も展開を続けている刀剣乱舞。
昨日は、実写映画化の発表もされました。
私は初日にユーザー登録して1か月で匙を投げましたが
(自慢ですが初期サーバユーザーです笑
幕末Rockの後にローンチだったので「また脱ぐのか」と思ってました。)
舞台やゲームが好きな友人から、
勢いと喜びのメールやLINEが入りました。
おめでとう。
ガチでハマって刀巡りをしている人の話を楽しく聞いていると、
話を聞いているとそうとうなお金も動いているし、
刀ブームになって「眠っていた刀」の鑑定が増えたりしているようで、
いつのまにか日本美術史にも大いに貢献しているようです。
余談ですが、私は博物館学芸員の実習で
怖くて真剣触れなかったです……。当時はこんなに刀が流行するとも思わなかった。
いまだに刀の見方がよくわからないので、誰か教えてください。
神人車馬画像鏡
こちらも古墳時代のもの。重要文化財です。
画像鏡には、鏡の背面に半肉彫りで絵画的な画像が書かれています。
中国の後漢~三国時代(き、キングダムや!)には
「主文様」の画像には、神仙思想に基づいたものが描かれているんだとか。
この鏡には東王父、西王母の二神仙と、龍虎、車馬が書かれています。
円山応挙
タイトルキャプションのメモを忘れるていたらくですが
円山応挙の襖も飾られてましたー!
周りに誰もいないですよ……独り占めですよ……。
もしこれが、特別展ならじっくり見ることができないだろうなあという作品の数々をじっくり見ることができるのが、常設展の良いところ。私なんかはミーハーなので、やっぱり「箔のある作品」「有名な作品」って気になってしまうのですが、こうやって眺めて好きなものをピックアップしていくのもまた楽しいこと。
春の展示なので、花にちなんだものが飾られていたのも印象的でした。
何千年も前に生きていた人たちも同じように四季の彩りを楽しみ、
泣いて笑って生きてたんだなあと思うと、ものすごくロマンを感じませんか?
最近、「阿・吽」やら「応天の門」を読んでいたので
「時空を超えて存在するもの」に対して思いをはせそうになります。
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ロマンを追って生きるのは楽しいけれど、
まずは生活を整えるのが先。現実的に生きよう。
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